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2021年7月19日 (月)

小山田圭吾氏の事に思う

もうご存知な人も多いと思います。 五輪開会式の楽曲担当の小山田圭吾氏が辞任を表明し、受理されました。

彼は27年前の雑誌インタビューにおいて、同級生の身体障害者たちに対していじめをした事を悪びれる事なく、まるで武勇伝のように語ったのですが、それが被害者に対する謝罪と、五輪作曲担当にふさわしくないとの判断での辞任表明でした。

この事件で、日本は世界に対して大きなミスを犯しています。 それは…

 五輪憲章の意味を軽く考えすぎている

という事です。

まず、障害者に対して偏見を持つ人間を十分な調査をせず五輪関係の重要な役割に起用した、という事実ですが、

開催が一年も延期され、十分すぎる準備期間があったのにも関わらず、こんな重要な事実に気がついていないという事は、一体組織委員会は何をしていたのかという気がします。

また、この事件が発覚後、当初は五輪組織委員会は彼に留まるように伝えたらしいですが、そもそもその考え方おかしいです。

五輪憲章には「いかなる差別をも伴うことなく、友情、連帯、フェアプレーの精神をもって相互に理解しあうオリンピック精神」というフレーズがあります。
それに真っ向から反するような考えを持っていた人間を、そのような重要な役割に置く事自体が間違いであるとなぜ、判断できないのでしょうか?


これは、日本人がいかに差別に寛容という事を図らずも証明してしまいました。
以前にも森元総理が女性差別発言で辞任に追い込まれましたが、あの時も最初は辞任しなくても良い(その方が氏の権力で色々と物事が進めやすい)と、本来問題となった差別発言を軽視しました。 その反省もなく、同じ事を繰り返そうとしたのです。

もうこれは言い訳ができません。 日本人は差別を寛容してしまう人種なのです。 米人たちのSNSを見ても、日本に失望したという意見があります。

五輪組織委員会も、世論に押される形で小山田圭吾の辞任を認め、五輪開会式には氏の楽曲を使用しないことを決めました。 氏が担当したのは開会式の冒頭あたりの4分程度らしいですが、曲の入れ替え、リハーサルなど大変だと思います。


それにしても、ここまで日本のだらしなさを世界に発信してしまった東京五輪は、一体なんのためにするのでしょうか…
復興五輪というキャッチフレーズも消え去りました。 おもてなしという言葉もボランティア辞退で形骸化しています。

 

日本の人たちもそろそろ気が付かないといけないです。

日本人は本当は差別を助長する人種でないのか?
人を外観で判断しないのか?
親切なように見えて、実は他人には厳しいのではないか?


私も北米から日本に来て暮らし始めてますが、こういった色々な事がとても目に付きます。 自分も含めて恥ずかしいと思うことがとても多い。

今回の五輪は沢山の事を考えさせてくれますが、これを機会にもっと日本が良くなれば…と思います。

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