メルセデス・ベンツの最高級EV EQS発表
かねてから期待されていた、メルセデス・ベンツの最高級グレードであるSクラスのEV、EQSが発表されました! すでにプレゼンテーションビデオを見た人もいるかと思います。 ダイムラーAGのCEO、オーラ・ケレニウス(Ola Kallenius)氏がとても流暢でわかりやすい英語で
「メルセデスで史上初の、完全電気自動車のラグジュアリーセダンです…」
と、解説を始めます。 英語がわからなくても映像でも楽しめますし、ぜひ見て頂くと良いと思います。
EQS World Premiere
https://media.mercedes-benz.com/eqs
私が見た感想は…とにかく今ある技術のてんこ盛りというか、今までのメルセデスを知る人はびっくりするくらいメルセデスらしくない感じがします。
まずデザインは横から見た感じは最新のメルセデスセダンらしく、緩やかに上に弧を描くウインドウラインが唯一メルセデスのフィーリングを残しているだけで、リヤスタイルはかつてはフォード・リンカーンMKZが採用し、レクサスUXでも使い始めた全幅にまたがるLEDストライプ。それに繋がるテールランプはまるで韓国車を品よくまとめたような印象です。 フロントは大きなスリーポインテッド・スターが無ければ「あれ?ホンダ車?」と思うようなグリルとヘッドライトデザイン。 横から見ないとまるで国籍不明車に感じてしまいます。
インテリアに至っては、あの巨大ディスプレイを誇るテスラやレクサスもぶっ飛ぶくらいのインパネ全部を覆う液晶ディスプレイ。 ものすごい未来感です。ようやくエアコンのレジスタ(吹出口)にかつての(それでも最近ですが)メルセデスを見出すくらいです。
ここまで外観を変えてきたEQS。メルセデスの電動化に相当な意気込みを感じます。
2030年代には半数の乗用車を電動(EV, PHEV)化すると宣言していますが、このEQSの他にSUVであるEQBも発表間近(4/18)、そしてEクラス、CクラスとどんどんEVが登場してきます。
もう、ヤバいですね。 なんとなく保守的に感じてきたメルセデスがここまでドラスティックに変わるというのは、日本のメーカーも従来の延長線上でEVを作っていたのではもう時代遅れで、消費者もがっかりしてしまうかも知れません。
私もテスラに乗り始めて、座るだけですぐスタートできる感覚が身についてしまったせいか、スタートボタンを押すとか「キーを使う」という行為さえ古臭く、そして面倒に感じてしまいます。 それから自宅で充電できる! という便利さ。 これは使ったことのない人には絶対わかりません。 私はEV自体は10年以上前に購入して使ってたので、この有難さはガソリン車では味わえないものだとよく理解しています。
(逆に言うと、マンションなどでEV充電が外でないとできない人は本当に残念だと思います。)
さて、みなさんはこのメルセデスのEQSを見て、どんな印象を受けましたか?フラッグシップモデルをEV車として出してきたメルセデス。それは今までテスラだけの独壇場でしたが、メルセデスはそこにこれからの活路を見出したという強い意志を感じました。 同様に、ハマーEVを打ち出したGM、そしてあの名ブランドのマスタングのEVを出したフォード。 日本もレクサスが動き始めていますが、はたして逆転ホームランは狙えるのでしょうか!?
最近トヨタHVの疑似走行音がやたらうるさく感じます。エンジン音より大きい?
日本車は本当に正しい方向に進んでいるののかわかりません
« テスラモデル3が値上がりしちゃいました! | トップページ | 米で運転席無人のテスラ車衝突、2人死亡 …という事故が起きました »
« テスラモデル3が値上がりしちゃいました! | トップページ | 米で運転席無人のテスラ車衝突、2人死亡 …という事故が起きました »
コメント