古き良き時代のクルマと価値
こんにちは!
北米も暑くなってきましたが、日本はいかがでしょうか? 何やら令和初の台風上陸なるか?とニュースで言っていたようですが、大雨の被害もあったようですね。
被災された方々、ご愁傷様です。
さて、今日は金曜日という事もあり、帰り道に寄り道してドライブしてきたのですが、普段通らないご近所さんの道を走っていた時、庭に「売ります」のクルマが置いてあって通り過ぎる時になにげにちらっと見たのですが… なんとそれはEDSEL!
うわわ、EDSEL Pacerじゃないっ! どおりでドデカいなんか古いクルマだなぁーと思ってたんですが、まさかEDSELとは!
EDSELはかつてのフォードのブランドで、1957年からわずか3年ほどしか存続しなかったクルマで、ラジエーターに縦長のEDSELと書かれたデザインが特徴的なモデルです。 実はこれ、私、大好きなクルマなのです。
因みにこのEDSEL、開発費4億ドルもかけて新型V8エンジンやテレタッチシステム(オートマの変速スイッチがマッハ号みたいにハンドルの中央に並んでいるもの)を装備したものの、縦長グリルが超かっこ悪いと酷評されたり、ホーン鳴らすつもりが変速しちゃうから不便だとか、アメリカが不景気になったりで全く売れずに短命で終わってしまった不運のクルマなのでした。(けど私は大好き)
しかし、いやいやマジで本物見られるなんて、しかも「売ります」だなんて!
EDSELの実車を見たのは、去年行ったフロリダのユニバーサルスタジオで、パーク内にぶっきらぼうに置いてあったのが初めてで、それを見ながら超もったいない…と思っていたのでした。 さすがにご近所さんに値段は聞くことはしなかったけど、まさかこんな近くにEDSELがあるとは! アメリカの人は古いクルマを趣味で持つ人が多いですがさすがにこの古さになるとかなり貴重なのです。
実は先日もご近所さんの同じ町内で庭先に67年型のコルベット・スティングレーが日向ぼっこしてて、おおおおーっ! と、びっくりしてたのでサプライズが連続です。
私はクラシックカーにはあまり興味ないのですが、ピンポイントで好きなクルマがあるので、それを見つけたりするとめっちゃ興奮してしまうんです。 こんな生まれる前のクルマなのに、まだちゃんと走るのはほんと、自動車が文化なんだなと思います。
日本ではクルマを長く所有しようと思うと、税金が高くなってしまいますよね。道具を大切に使うのは日本人の良い部分だと思ってるのですが、残念な事に自動車と建物に限っては日本人は新しいものが良いとしているようで、古いものはどんどん淘汰されてしまうようです。
建物というと、京都や奈良の寺院はちゃんと保存されてるんじゃないか、という方もみえると思いますが、そういう大昔の建築物は当然として、近代の物は日本ではどんどん無くなってしまうんですよね。 例えば戦前・戦後あたりの建築物は殆ど無くなりつつあるのではないでしょうか?
これがニューヨークのマンハッタンでは、外観については改造を許さないヒストリカルエリアがあって、昔ながらの佇まいを残してあるんです。 (但し内部は手を入れて実用的にはなっていますけど)
こういう、近代の文化物を残すのは欧米では割とよくある事なのですが、日本はあまりそういう考えがないようで、令和になった途端、昭和時代なんてもう根こそぎ否定されそうな勢いです。 新しい便利な世の中もいいですが、良いデザインなどは後世に残したいと思うのは私だけでしょうか…。
令和初、もいいですが、私達が歩んできた時代を振り返るもの大切だと思います。
私のパソコンはまだ「令和」が変換できない…
例話 礼和 例羽… わっわっわー わが3つ♪ (これも昭和)
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