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2017年11月 5日 (日)

東京モーターショーとSEMAショーの大きな違い

さて! 先週は東京モーターショーでしたね! プレスデイからすでに沢山の報道がされていて、見に行かれた方も多いと思います。皆さんの興味のマトは何でしたか?
今回のモーターショーのテーマは、
「世界を、ここから動かそう。BEYOND THE MOTOR」
とあるように、次世代の動力ソース、つまりEV化をほのめかしているようにも思えます。或いは自動運転車、衝突防止などの「次の」クルマに求められているものなのかも知れません…。

そのテーマ通り、各社のブースはEV、或いはPHV等の電動化技術をうたった展示が目についたようです。 もっとも、評論家の方々の話を聞いていると、必ずしもEVオンリーではなく、マツダや日産の様に愚直にエンジンを改良しているアローチもあったりして、マスコミが言うような「EV一色」ではないと、釘をさしている面も感じられました。

さて、こんな感じのEVがフィーチャーされた東京モーターショーですが、残念ながら私はもちろん行くことが出来ず…その代わりにラスベガスで行われたSEMAショーに行ってきました!
このSEMAショー、米国自動車用品工業会(SEMA)が主催する世界最大規模のクルマ関係部品のの商業イベントです。 一般の人を相手にしたものではなく、自動車に関わる企業、部品関係、開発関係の人たちがサードパーティ向けの新しい部品や設備・装置などを求めて集まるショーなので、そもそもモーターショーとは目的が違います。 ですが、クルマのチューニング関係部品やドレスアップされた車両の展示は凄まじく、世界一とも言われる規模はさすがにクルマ大国アメリカのショーらしいですね!

しかも場所はあのラスベガス!! なので私も着飾って(ウソ)行ってきました!

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実はSEMAショーは過去なんどか行ったこともあるので、実はあまり驚きはありませんが、

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それでも世界初公開になる、市販車最速を目指したハネシー社のヴェノムF5(写真左)、



Img_6713 Img_6711 北米LEXUSがMARVELの映画「ブラックパンサー」とコラボして作り上げた、特別塗装のLC500等、話題には事欠きませんでした。

特にこのLC500は、青い色をしているのですがこれは塗料が青いわけではなく光の反射でそう見えるという、モルフォ蝶の鱗粉の特性を再現したものらしく、塗装だけで2日もかかったと聞いています。 その妖艶さは今まで見たこと無い感じでした。



会場はとにかく広く、私は2日間かけてトータル5万歩以上歩きましたが、とてもそれだけでは全部を見尽くすのは不可能でしたが、一つわかったことは…

「EVのEの字すらも無い」

という事でした。 会場内で展示されている製品群はすべてガソリン車の物ばかり。 パフォーマンス部門に至ってはマフラー、カム、ピストン等の最新の素材、技術を駆使した製品が並びます。 しかし、広い会場をくまなく見てもEVにまつわる展示は一切ありませんでした。唯一DUBが、テスラのモデルSを使ったコンプリートカーの展示をしていた程度。2年前には結構テスラを見かけましたが、すでにSEMAでは飽きられてしまったかのようです。

Img_6863 Img_6864 あと、特に古い(60年代)のクルマやトラックに関する部品が多く目につきました。最新のデジタル技術を駆使したクールなメーターバネルが'60のChevyにビルトインされ、昔のラジオのデザインそのままに、だけどBluetoothやサテライトラジオを聴くことができる、そんな部品が沢山展示されてました。

日本ではこんなに古いクルマは部品探すだけでも大変ですし、そもそも税金も高いので乗る人はとても少ないと思います。 しかし、アメリカでは古いクルマを大切に乗る趣味の人も沢山いて、そのためのマーケットが存在しています。
クルマを消耗品と捉えるか、生涯の趣味と捉えるか、クルマに対する接し方の大きな違いを感じたのでした。

結論として、私が思うには、アメリカのこういう人たちがいるかぎり、巷で言われているように10数年後にEVが席巻するような事は起きない、そう感じました。
だって、EVではあの心を揺さぶるエキゾーストノートが聞こえない…
オイルの焼けた匂い、キャブレター車のバラ付いたアイドルとガソリンの匂い。
こういうエモーショナルな感覚を忘れないアメリカがいるかぎり、ガソリン車も永遠に不滅な気がします。
さて、貴方はどちらが好きですか?

ラスベガスでは外国人によく声掛けられて気分上々!

まだまだ私もイケてる?!

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コメント

クルマをとりまく法律がダメですよね。そもそも贅沢品という位置づけが間違っています。 アメリカでは必需品ですから。 車検がないのもありがたいですね。 文化の違いは大きいです。

投稿: Kelly(理子) | 2017年11月10日 (金) 21時41分

ラスベガス、数年前に家電見本市に行きました♪ 古い車を大切にする文化が根付いているアメリカやヨーロッパが羨ましいですね!日本はいつまでたっても心から豊かになれない国の様です。日本にも魅力的な旧車が沢山あった筈なのに税制等をみてもそれを長く大事に使たり、趣味や文化として育てようと言う気はないらしい‥どんどんスクラップにされるか国外に流出する一方です。残念(T_T)。

投稿: rey2262 | 2017年11月 9日 (木) 05時10分

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