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2017年8月12日 (土)

トヨタがマツダと資本提携

先週はとても大きなニュースが世間を賑わしましたね。トヨタがマツダと資本を提携、EVの共同技術開発を進めるというものです。
また、両者は北米で合弁工場を設立するとも発表されました。
技術提携という枠ではなく、資本を提携するというのはとても大きな変革です。
ここまでトヨタ・マツダが手を組み合うのはなぜでしょうか。

もともとトヨタは北米では、マツダの小型車(デミオ)をサイオンブランドで発売してましたし、アクセラのHVはトヨタの技術を提携してもらったもの。 だから提携の素地はできていたと思います。 しかし、個人的に思うのは、やはりトランプ政権を睨んだ北米での対応という意味合いも大きかったのでは? と感じています。(そういう言い方は一切していませんが)

トヨタはメキシコにカローラを2019年から生産する目的で工場を作ると発表して進めてきましたが、トランプ政権になった途端にメキシコ工場設立を断念したフォードと裏腹に、「北米の雇用を奪うものではない、メキシコ工場はメキシコ販売分を製造するに過ぎない」との強い姿勢で進めてきました。

今回のマツダ提携で影に隠れていますが、トヨタのメキシコ工場はカローラ製造をやめ、次期トラックを2022年以降?に製造するとしています。
これはトヨタのメキシコ工場側にしてみれば、いきなり計画を3年以上も先送りされた事になります。 用意周到なトヨタのことですし、豊田社長の肝いりプロジェクトのメキシコ工場をいとも簡単に延期するとは思えません。
これはよほどの事情があったと勘ぐらざるをえないです。
すでに生産準備や、サプライヤによっては工場拡充、或いは新設などの投資もしているはずで、これらの補填が今後はどの位になるかも問題です。
これほどまでの犠牲をはらって、天下のトヨタ自動車が大舵を切ったのは、生産分配の最適化というよりは、メキシコ工場の進捗具合等に加え、やはり政治的な配慮があったと勘ぐらざるを得ないと個人的には感じています。

それに昨今のEV機運が拍車をかけてきて、まずは北米に新工場を作りたかったマツダに支援する代わりにカローラ生産をその新工場に分配。
当面問題になりそうなメキシコ生産は次期トラックという事にして時間を稼ぎ、トランプ政権の行く末を見守りつつ進路を決めよう、ということではないでしょうか。
それに並行して、両者が弱いEVの開発を協力していく、という目論見だと思います。

それにしてもトヨタはダイハツ子会社化もそうですが、スバル、日野、マツダと手広く提携を進めています。 特にマツダは今回、自己着火型ガソリンエンジンの発売を発表しましたが、そのエンジンを始めとする技術開発は特筆すべき物があるように感じます。
これから両者がお互いに良い部分を出し合い、もっと魅力的なクルマができるといいですね! 北米でもマツダは人気ですから。

その昔、マツダに技術者としてのオファー?がありましたがちょっと遠くて…

転職してたら今頃RX-8とCX-5乗っていたかも?

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