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2015年6月20日 (土)

サン・アンドリアス観てきました。(邦題 カリフォルニア・ダウン)

サン・アンドリアス観てきました。

この映画は地震によるカリフォルニアの被害を描くスペクタクル娯楽映画です。

また、北米でも賛否両論の映画です。


まず、のっけから車が崖から落ちて断崖に引っかかるシーンから始まります。


若い女の子が運転するスバル・フォレスター。 スマホでテキスト見てたら突然フロントガラスに石がバーン! (多分地震の前兆?)

で、ハンドル操作を誤り断崖絶壁からひっくり返りながら落ち、途中でほぼ垂直な状態で引っかかる…。



Images



そこに助けに来るのが、FURIOUS7(ワイルド・スピード)でも警官役で活躍してたドゥエイン・ジョンソン。彼はロスのレスキューで、ヘリで
助けに来るのですが、パイロットなのに途中で自分がロープで降り、ギリギリのところで女の子を助け出します。 もうここまでですでにお腹いっぱい。かなり
迫力のあるシーンが続きます。

落っこちそうな垂直の崖にフォレスターがギリギリ引っかかり、車までロープで降りて助けようとするのですがヘリの燃料が無い!あと5分!

ロープがひっかかりもう万事休すか…! というとこで危機一髪助け出します。



全部ネタバレで書いてもいいんですが…この映画、おそらく日本ではまず、公開できないと思います。 全米と同時公開の予定が、今は公開は無期延期になってます。



話かわって大学の講座で、地震のカリフォルニアへの影響を説明してるシーンで東北大震災の映像が使われます。 数秒なのですが、津波に飲まれるシーンとかは間違いなく、記憶にある映像のはずです。

また、講義のなかで「地震のエネルギーは広島原爆の50倍…」とかの表現がでてきます。 日本はダブルでこのような被害の国の象徴になってるのがはっきりわかります。



内容としては、フーバーダムを襲った地震がサン・アンドリアス断層を活発化し、ロスを破壊し、さらに大きな本震でサン・フランシスコを襲うという
破壊的な映画です。 そのなかで主人公のドゥエイン・ジョンソンが奥さんから離婚をつきつけらていたのが、今度結婚するであろう相手(大会社の社長)が地震のパニックの中、車に閉じ込められた彼女の娘を見捨てたのを知り、愛想を尽かして主人公とよりを戻すというありがちなパターンなのですが。
とにかく地震の演出がすごいのです。



さっきまで奥さんと話をしてたウェイトレスが、地震で大怪我をして血を流して…とか、階段を降りて逃げる横の人が、崩れていきなり高層ビルから外に落ちてしまうとか、…とにかく人の死に方がとてもインパクトあるのです。 今そこにいた人が死んでしまう。 これはきっと、本当に被害に遭った人はまともに見れないでしょう。



また、地震の描画も震災を思い起こすシーンがよく出てきます。 ロスの高層ビルがゆっくり揺れるシーンなんて、新宿の高層ビルの揺れとまんまだし。



Images1



サン・フランシスコの本震が襲った後、海の水がひいていき…そうです、津波です。 ゴールデン・ゲート・ブリッジにものすごい大津波が向かってき
て、それにボートで真正面から向かう主人公と奥さん。 そう、このシーンは自衛隊の護衛艦?が、東北沖で津波の第一波に向かうシーンそのものです。

映画ではその津波の先になんと大型貨物船が波に乗せられて現れ、そ、そう来たか! と思うまもなく避けようとしますが、貨物線の大きなスクリュー
にひっかけられつつもかろうじて横にそれ、ほっとしたと思ったら今度は貨物船のコンテナが崩れて上から振りかかる…とにかくおちつく間がない位の大惨事な
のです。



津波に巻き込まれ、命を落としていく人々。 そして瓦礫をすべて飲み込む大津波。

これを見ているだけで、もう私は映画はどうでも良くなってしまいました。

気がつくとずっと泣きじゃくってたんです。



私も東北大震災で知人を亡くしています。 何もなくなってしまった陸前高田、大船渡、気仙沼も行ってきました。福島は知り合いの仮住居への引っ越しを手伝い、現地の人の話を聞いたり、放射線の被害や濃度なども実際に体験してきました。



映画は最後は、被災地の高台に作られた非難場所で、これからまた作りなおそう、という力強い言葉とアメリカの国旗が見えるシーンで、家族と一緒になる主人公の姿で終わりますが、現実の震災では家族が無くなってしまった人もとても多いです。

そんな人達にはこの映画はどう映るのでしょう。



すくなくとも見ない方が良い、いや、見てはいけないと私は思いました。

もう人が死んでしまうのは、こりごりです。


この映画が日本では公開されない事を祈ります。

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コメント

ありがとうございます。
被害に遭った人、家族からしたら、もう思い出したくない事だと思いますが…。
見たい人も当然いるので、難しいですね。
私は観ててつらかったです。

投稿: Kelly(理子) | 2015年6月26日 (金) 00時46分

英国で放送中のサンダーバード新シリーズが
遂に8月日本で見られる事になり喜んでます。
これなら喜んでくれる人が多いと思います。

投稿: YT | 2015年6月21日 (日) 13時42分

上映するのは良しとしても内容や映像の宣伝は見たくない人の 目には一切触れないような規制をすべきですね!

投稿: YT | 2015年6月21日 (日) 10時09分

難しい問題ですね!
災害に遭った人の中には思い出したくない人も
いるし災害に遭わなかった人は遭った人の大変さを知り気持ちを共有したい人もいるだろうし単純に0か1かは決められないですね。
いつまで経ってもサンダーバード(国際救助隊)
のような組織やマシンはできてないですね
人を殺すマシンには金を掛けるが助けるマシンには金を掛けない、昔から進歩が無いですね!

投稿: YT | 2015年6月21日 (日) 09時58分

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