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2015年5月21日 (木)

インド 自動車事情 (その2)

インドの車は白色ばかり!

以前、アメリカで白色の車が流行ってきた…という話を書きましたが、インドの乗用車はほとんど白色ばかりなのです。 マルチ・スズキのスイフトがとても多いのですが、白以外の色を見たことがありません! ヒュンダイのi20も、ホンダのシティも白ばかり! ほんとにインドの人は白が好きなようです。 …というか、色のついた車を買おうとしないみたいですね。

しインドというと、頭にターバンまいた、白装束に包まれたような人を想像するかも知れませんが、実はそういう人は殆ど見かけません。 ターバンを巻くのはシク教の人で、体にカミソリなどの刃を当てない、つまりひげもそらない髪の毛も切らないという宗教的な理由で、伸び放題の頭を包むためにあのターバンをしているのです。
インドはヒンドゥー教が半数、残りの半分はイスラム教とキリスト教で、シク教は数%程度です。

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ところでちょっと前にタタ(TATA)というインドの自動車会社が作った、 「ナノ」という車を覚えている人もいらっしゃるかと思います。わずか30万円弱の低価格で、インドの貧しい人達にも買えるように…と満を持して作った車で、当時のカーメーカーは驚きと脅威をもって迎えました。こんな価格でだされたら勝ち目はない…実際に「ナノ」はしっかりした出来で、安いからといって我慢する部分も少なく、爆発的な売れ行きになるだろうと思われました。

ところが、蓋を開けてみるとちっとも売れません。 まったく人気がないのです。 当時一番安かったスズキのアルトより、さらに10万近く安いし中も広いのに…。理由は簡単でした。 「安い車に乗っていると思われたくない」インドの人にとって、自動車を買う事はものすごい買い物なのです。日本人の感覚からすれば、600万~800万円くらいの買い物です。 そんな高額の買い物なのに、けちって一番安い車を買おうという気になるのでしょうか。 どうせたくさんお金をだすなら、近所に後ろ指さされるような安い車はやめてがんばってスイフト買うぞ! というのがインドの人の判断だったようです。

また、そのスタイリングが人気がなかった…というのもあるみたいです。インドの人に聞くと、ああ、あのカッコ悪い車ね、という表現をします。確かに背高でズングリムックリの、見方によれば愛嬌のあるデザインは、自動車という高額な商品では受け入れられなかったのでした。

そんなわけで、シク教みたいにごく少数の販売数となってしまったタタ・ナノですが、今年からはその反省の元にモデルチェンジした新ナノが登場したようです(Gen x ナノ)。 果たして汚名挽回できるでしょうか?見た目はライトとグリルちょっと勇ましくなっただけのようです…。(ATとパワステも装備されたようですね)

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それから、インドはディーゼル+MTの車が殆どです。 ATなんて滅多にみません。 これはひとえに安いから。
ガソリン車ももちろんありますが、ガソリン代は日本と同じ水準。 130円/Lくらいします。 インドの所得は日本の1/10程度だと思うと、リッター1300円くらいのガソリン買ってると同じです。軽油は少し安いので、ほとんどの人は軽油が使え、しかも燃費が良いディーゼルのMT車を買います。
ホンダは数年前までガソリンエンジンしか持ってなかったのでかなりインドでは苦戦してました。
ダントツの売れ行きのスイフトもディーゼルMTばかりてず。MT好きな私としては嬉しい限り…。

また、インドではエアコンは必需品です。 デリーでは真夏48度にも気温が上がることもがありますから、エアコンのない車では耐えられません。せっかく大金出すんだから、エアコンはつけておかないと。ですね。家にはエアコンはないけど、車にはある、そんな人が多いです。今の時期、5月から6月がインドの真夏です。
7月からはすこし気温が下がります。

アツいインドの話はまだ続きます。

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