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2015年5月17日 (日)

インド 自動車事情 (その1)

インドでスズキの子会社(という感覚は地元ではないけど)のマルチ・スズキ・インディア社(以下マルチ・スズキ社)は、自動車の累計生産台数1,500万台を達成したそうです。
1983年12月に当時のアルトに800ccのエンジンを載せた「マルチ800」を生産開始して以来、4割を超える圧倒的なシェアでインドのモータリゼーションを牽引してきました。 ウェブサイトの記事によると、 「2011年3月の1,000万台達成からわずか4年2カ月で1,500万台を達成」 らしいですから、昨今の快進撃というか、いかにインドの車が急増しているかを物語っていますね。

今回から数回に渡り、インドの自動車事情をお話していきます。

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私は仕事の関係で、何度かインドに行ったことがあるのですが、それはもう衝撃の連続でした。とにかく人が多い。どこまで行っても人がいる。それも道端に大量(!)にたむろしてる。さすが12億の人口。それに負けず最近は 車がものすごい数に増えてきてます。

ニューデリーの朝はクラクションで目が覚めます。

インド人は、運転している時にホーンボタンに手を置いて、常に鳴らしながら走ります。だからとにかくクラクション(ホーン)がうるさい。これは、前の車に対して威嚇するのではなく、追い越しなどで横を通過する際に自分の存在 を相手に知らせるためなのです。

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トラックの後ろには、「Blow HORN!」(追い越しにはホーン鳴らせ!)とデカデカと書かれてます。日本や欧米では、危険を知らせたり、または挨拶?代わりに軽く使う程度ですね。(ホントはいけません) 

インドではとにかく鳴らしっぱなし。 タクシーに乗っててもプープーうるさい。 日本のホーンと音色は違って、柔らかめのシングルホーンなのですけど…。 マルチ・スズキでは最初、車を売りだした時に、クラクションの寿命がすぐに尽きて故障してしまい、そのため強化したホーンを使ってるとのこと。

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交通の量もハンパないです。片側2車線の道も、混雑すると4車線に早変わり。隙間をぎゅうぎゅうに詰めてみんな走ります。もちろん車線なんて無視。時には反対車線もどんどん利用? して走ります。 最初は私もいきなり対向車が目の前に来るのでびっくりしましたが、こちらの人は慣れたものでスイスイと避けて走ります。 追い越しもガンガン、このタイミングだと絶対無理?っ、という時でも反対車線に出て抜いていきます。 対向車は路肩まではみ出てかわしていきます。もう、交通ルールなんてとっても無秩序。

さらに凄いことは、交差点の多くには信号がありません! つまり、片側2車線同士が交わるような大きな交差点でも、信号なしに通過するのです。それもスゴイ車の量で…。ところが、ノロノロとはするものの、決して停まること無くスルスル~っと交差点を通過していくのです。 絶妙なあうんの呼吸! とても私では運転できません! もちろんクラクションの嵐ですが、中国みたいに行き詰まって動かなくなるような事はなくほんとスルスル~って通過してしまいます。
聞くと電力事情が(ニューデリーのような都会でも)悪いため、一日に何度か停電するので信号はあまり使われてないとのことでした。実際、信号があっても点いてない交差点も…。

また、インドの人は車間を詰めて走るのが上手です。 特に渋滞時には横に人が入れないくらい詰まります。ドアミラー同士がぶつかるので、渋滞では畳んで走る人も多いです。
マルチ・スズキのスイフトではミラーの電動 格納機能が現行モデルから採用されましたが、これが渋滞時でも簡単にミラーが畳めると現地の人に好評なんです。これは駐車時の機能ではないんだ!(笑)。

それからとにかく米国人以上に?せっかちです。 ごく少数ですが信号交差点もありますが、日本では青に変わって暫く動かないと後ろからホーン鳴らされたりしますよね? インドでは青になる数秒前(!)からホーンの嵐が始ま ります。 せっかちすぎるのにもほどがある…。

車間もキチキチに詰めて、こんなに車が多いと渋滞する…というような量でもかなりの勢いで車が流れています。時には車線を倍に使い、空いていれば反対車線も有効に使う。車間は限りなく狭く、それでいて速度も速い。 信号がそもそも無いので、信号待ちという無駄が発生しない。 ひょっとしてインドは世界一、道路の有効利用をしている国ではないかと思ってしまいました。 (その分、交通事故も多く年間12万人が亡くなっています)

反対車線に飛び出てくる対向車を交わして平然と運転するタクシーの運転手を見て、インドのドライバーはきっと、究極の「かも知れない運転」をしてるのだなぁ、と思いました。

日本では対向車がいきなり突っ込んできたら、即パニックで大事故ですね。

都市部の交差点が停電したら、これまた大渋滞ですよね。

抜群な車幅感覚、絶妙な他車との間合い、対向車への注意。 全方位に神経を尖らせないと、インドでは数メートルたりとも運転できません。

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そんなすごいドライバーばかりなのが、インドなのです。

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