PC遠隔操作事件の犯人からのファイル
去年、世間を騒がした、PC遠隔操作事件の犯人とみられる人間から、メディア各社などに犯行声明とも取れるゲームのメールが届いたそうです。 警視庁が動いているのですが、マジメにニュースなどで取り上げられてるのを見ると、まるでドラマがアニメのストーリーのような錯覚に陥ります。 が現実なんですよね…。そのメールの中に入っていた画像ファイルの話。
東京都内の弁護士や報道機関の記者ら計25のアドレスに「新しいゲームのご案内」などと記したメールが届いた…というところから始まるこの事件ですが、そのメールは謎解きになっていて、最初は
QUEST1.7z
QUEST1.jpg
という2つのファイル。7zの圧縮ファイルはパスワード保護されていて、画像ファイルをみると、
「テイルズオブエターニア」のキャラ「メルディ」が話しているメルニクス語?がパスワードとなっていて、それを解読すると7zファイルが展開できるようになっていました。
(韓国語の部分は英語に翻訳すると、「Password … is the (メルニクス語部分)」という感じになってます。)
しかし、韓国ドラえもん(トンチャモン)ってなんでこんなキャラをわざわざ使ったのかなぁ。
こんな感じで全部で5問題をとくと(端折ってごめんなさい)、最後にウィルスと犯行声明??の入ってるUSBドライブの埋めてある場所が写真で表示されます。
付随しているテキストファイルは、以下のとおり。
お疲れ様でした。最後の問題です。
これを解くと、
・iesysと付随ツールのソースコード一式
・私からの長文のメッセージ(これまで頂いたメールへの解答などFAQ形式)
が手に入ります。まず、写真の場所に前者のファイルを格納した記憶媒体を埋めてあります。
早い者勝ち! 最初にお伝えした「先着1名の仕掛け」とはこのことです。
今回はGPS座標に細工は一切ありません。
実測誤差以上の嘘はありません。また、このテキストが入っているQUEST4.tcには、truecryptの隠しボリュームがあります。
パスワードではなくキーファイルを使って復号するとマウントできます。
キーファイルはUSBメモリに入っている「iesys_src.7z」です。
その中に「私からのメッセージ」が入っていますのでぜひ読んでください。
よく見ると、拡大画像にはビニール袋に入ったUSBドライブが見えます。
場所は雲取山という、「奥多摩と奥秩父の二つの山域の境界に位置し、東京都の最高峰・最西端」という場所。
すでに警視庁が現場に急行し、捜索したようですが、USBドライブは発見できなかったようです。 こんな判りやすい写真なのに見つけられなかったということは、もともと埋めてなかったか、誰かがすでに先回りしてゲットしてしまったか…。
謎は深まるばかりです。
つか、これ自体は犯罪では無いですよね? 警察は完全におちょくられています。
今後この事件はどうなるか、気になる所ですが、新年早々こういう仕掛けを仕込んでくるとは、犯人もそうとうなエンターテナーって感じがします。 Dimension Wのルーザーじゃあるまいし(笑)。
そのうち、警察だけでなくネットユーザーも巻き込んで騒動を起こしそうな予感…。 どうなることでしょうか。
Twitterにも書いたけど、「PC遠隔操作事件」とかのかっこ悪い名前でなくて、そろそろキャッチフレーズ的な名前をつけたら判りやすいと思いますがどうなんでしょう。「メルディUSB事件」とか…。
そのUSBにメルディとバンツ画像が入ってたら私は尊敬しますけどね(爆)。 しかし人騒がせな事件です。
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