iPhone OS 3.1
いつの間にかiPhoneのファームウェアは公式に「OS 3.1」というような呼び方になっていたようだ。 ということで「ファーム3.1」というような呼び方はここでも止めることにしよう。
アメリカに戻ってきて時差ぼけと戦っているうちに、気がついたらOS 3.1がリリースされていた。 もっと実は日本にいたかったのだけど(彼女とずっと一緒にいるとすごく幸せなので)、仕事があるからそうもいってられない。 というわけで眠い目をこすりながらOS 3.1の情報を集めてみた。
OS 3.1で一番有効な変化は、アプリケーションの並び方をiTunes側で自在に調整できる、ということだろう。 これはJailbreakして、それなりのソフトを使うと実現できていたが、ようやく? 本家のiTunesがサポートした。 アプリの数が多い人や、復元するときなどにこの恩恵を受けることになると思う。
あとは、「Safari で詐欺サイトにアクセス時に警告(フィッシング対策)」とか、「MobileMe 経由でiPhone をリモート操作にてパスコードロック可能」など、被害を未然に防ぐ実用的な改良もある。 アイコンとアプリの表示がアンマッチになってしまう不具合も改良されたようだ。
見えないところでは、レスポンス改善がされたようだ。 iPhone3Gを使っている人はサクサクとは行かないまでも、日本語入力がそれなりに軽くなった、と実感できるみたいだ。 電池の寿命に関しては、まだ判断はできないが、今までのアップデートのたびに電池寿命は地道に改善されてきているので、悪くなってしまうことはないと信じている。 私のテスト用3Gでは、充電完了が早くなったような気がするが、そういう気がするだけなのかもしれないので各人で確認して欲しい。
ところで、Jailbreakerな人たちにとってはまたまた試練の日々が始まることになる。 もちろん、OS 3.1は今までのJailbreakツールは作動しない。 Ultrasn0wによるアンロックも当然できないので、安易にアップデートするのは厳禁だ。 今回もたぶんにもれず、アップデートによりモデムベースバンドが更新された。(3Gの場合、05.11.07) このため、一度アップデートしてしまうとダウングレードはできないために、アンロック不可能になる。 アップデートしてもJailbreak自体はできるようになると思われるが、詳しいことがわかるまではあわててアップデートしないほうが良い。
ただ、すでにOS 3.1の解析は進んでいるようで、しばらくすればJailbreakソフトが登場しそうな感じだ。 まだ具体的な時期のアナウンスはされていないが、特に深刻な問題もなさそうなので、ここはひとつ、辛抱して待つしかない。
なお、今回のアップデートでテザリング機能が使えなくなったようだ。 今まではプロフィールをインストールするだけでテザリングが使えていたが、ダメになった様子。 テザリングが必要な人はまだしばらく様子見したほうがいい。 実は私も日本に滞在してる間、テザリングとMacBookAirのBlueTooth接続で、どこにいても軽快にインターネット接続ができた。 これはこれで非常に重宝したので、できればきちんとした機能で搭載して欲しい。 ちなみに私の場合、速度は1.7Mbps程度出ていたので、普通にブラウジングやメールを確認するには十分だった。
しかし、余談だが同時発表されたiPod nanoのビデオカメラは良さそう。 いつも持ち歩いている人にはけっこう魅力的な装備じゃないかなぁ。 ただ、聞くところによると、カメラの位置が下のほうにあるので、手でもって構えるとどうしても画面に指が映りこんでしまうらしい。
もっともiPhoneのカメラにしてもデキが良いので、これからはデジカメすっかり使わなくなった、なんて人も増えてくるかもしれない。
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こんにちは。
iTunes9を入れてみましたが、これを導入した事により「iFunBox」が使用出来なくなってしまいました。
iTunes8.216へダウングレードする事で「iFunBox」の使用が可能になりましたので、間違い無いかと思われます。
以前に保存したりした「iBECとiBSSのキャプチャ」も役に立つ時が来るのでしょうかね~
今度のOS3.1はダウングレード出来ないとの事で、何かちょっと怖いですねw
投稿: iPhone | 2009年9月11日 (金) 11時06分