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2009年8月22日 (土)

英語が話せるようになるのは正直、簡単ではない

勝手にトラックバックしている宣伝広告を見てて、「そんなコトはない」と個人的に思ったのがタイトル。 そもそも日本人の英語コンプレックスはそーとーなものだと実感しているが、それを逆手に付いた英語教育産業の多いこと。 実際、英語なんてそんなに簡単に話せるようになるものではない。

Photoまあ、こんな感じでニギニギしく宣伝文句が踊っているわけだが、何度でもいうぞ。 「英語を話せるようになるのは正直難しい。」

そのオレなりの理由を。

まず、日本人は高校卒業している人間なら、中学と高校で6年間、英語の授業をやってきている。 もし、今、高校生の人とか、現役中学生の人がこの日記を見ていたら、自分の時間割を確認してみて欲しい。 週に何回、英語の授業があるか。 たぶん一番多いのは国語なんだろうけど、その次に匹敵するくらい、英語の授業数は多いはずだ。 その調子で、英語教育を6年もやっているなら、さぞかしペラペラになっても良さそうと思うけど、実はこんなにやってもまったく日本人は英語を話せない。 これは、学校の授業が文法と読解(GrammarとReader)にだけ注力していて、会話(Conversation)がまったく重視されていないからだ。

だって会話って、テストの点数がつけづらいから、入試などでは判定できないためにある意味、無視されているのだ。 本来一番、外国語習得で大切な部分だと思うのだけど、日本の教育って結局、点数重視主義なので、それに合致できない会話はあえてはずされているんだと思う。 それに会話って教える人間(教師)がとても少ない、っていうこともあるだろう。 もともと日本人は英会話が苦手なんだから、当たり前だ。

話がそれた(笑)。 英語教育の無意味さは、これだけ時間をかけたにもかかわらず、習熟度が低くて卒業してもちっとも英語が読めない人間ばかりというコトもある。 たとえば、iPhoneの参考となる日本語サイトや、英語のサイトなども紹介されているブログをよむと、「英語だからわかりません」というような書き込みを見かけるけど、これだけ英語の授業やって時間を費やしているのにもったいない。 もちろん、人によって好き嫌いもあるので、いい加減嫌いな人は英語なんて高校受験や大学受験の点数取得のためだけの勉強なら、止めるか選択できるようにすればいいんじゃないかと思う。 中には英語じゃなくて、韓国語(文法が日本と似ているので比較的わかりやすい)とか、漢字が使える中国語とか習いたい人もいると思うし。

またまた話がそれた。 本題にもどそう。
英会話をマスターするのが大変だ、という理由は学校の英語教育の悪さのせいだけではない。もともと英語って文法からして、日本語とはかけ離れた構成をしている。 主語の後にいきなり動詞だ。 日本語は動詞は最後に来る。 また日本語って結構主語を省いたりするけれど、英語は基本的につける。 こんな具合で文法が大きく違うのに、瞬時に頭の中で言葉を組み合わせて正しく並び替え、「話す」なんて行為がそうそう簡単にできるわけがない。

たとえば、英語のテストを想像してみて欲しい。 「以下の文章を英語にせよ。」というような問題があったとして、「こんにちは、今日は良い天気ですね」と問題があったとする。 これをすらすら~っと鉛筆を走らせて、あっというまに英語にできるだろうか?  ンなわけはない。 必死に考えて、「こんにちは」だから、まずは「Hello」だな、とか、「今日は良い天気」…うーん、天気はWeather、良いはgood、今日はtoday、「ですね」って…??? とかいう具合だ。 せいぜい単語を思い出すのが関の山なのに、これを一瞬で頭の中で合成し、正しい文法に組みなおして口から話すなんて「神業」だ。 そう感じることと思う。
(解答例: Hi, it's a fine day today, isn't it? )

実際、言葉とか会話って反射神経みたいなところがあって、普段日本語を話してれば意識することもなく言葉がでてくる。 会話ってそんなものなのだ。 でもオレたちにとって英会話は、先の英語の問題のように、いちいち問題を解くようにしか言葉が出てこないのが現実なのだ。 これは仕方ないことだと思う。
ずっと英語圏で生活し、必要に迫られて必死になって英語を使い、それでようやく少しずつ「反射的に」英語の言葉が出てくるようになる。 人により差はあるが、とにかくすごい努力と時間が必要なのだ。 特に、成人過ぎてしまったような、頭の柔軟性が低下しつつある年齢ではなおさらだ。 だから、「簡単に」「すぐに」英語が話せるようになる、なんてことは絶対ない。 あるとすれば、それはよほど頭の柔軟な、そういう能力を持った人だと思う。

よく「海外に留学すればすぐ話せるようになる」と勘違いしてる日本人は多いと思うが、これとて本人の努力無くては絶対ダメだ。 苦労をしないと、絶対に英会話なんてマスターできない。 米国に何年も暮らしているのに、まだ殆ど英語を話せない日本人を、オレも何人か知っている。

だから、きっと今も英会話教室に通ったりしてがんばっている人はたくさんいると思うが、なかなか上達しないと嘆くことはない。 それはかなり難しいことをやろうとしているために、簡単にはマスターできないというだけの事だ。 時間をかけてがんばるしかない。 千里の道も一歩から。

そういうオレも米国で生活を始めた時は、電気を引くのもガスを引くのもいきなりの英語でしかも電話、死にそうになりながら必死に会話をしてた記憶がある。 だって身振りとか手振りができないからね、電話じゃ。 本当に泣きたくなった。 だけど電気もガスも水道もなければ生きていけないし、必死だった。 辞書片手に文章を組み立ててメモして、それでも相手の言うことなんてさっぱりわからないし…、で。 今でもまだまだダメダメなんだけど、それでも世間話くらいはやり取りできるようになってきた。 
だから、「簡単に」英語が話せるようになる、なんてことは絶対にないと思っている。

それからよく言われることだけど、外国人の恋人を作ると外国語が早くマスターできる、というのは事実だ。 なんたって好きな人に自分の気持ちを伝えるには、相手の言葉を理解しないとダメだから、自然に必死になる。 しかも好きな人の事なので、それがあまり大変だとか、必死とは感じない。 一挙両得ってわけだ。 英会話マスターの一番近道は、英語を話す恋人を持つことだと言い切ってしまおう。
ただし、そういう恋人をゲットするにはある程度、話せないとダメなのだが…。

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コメント

ちょっとコメントでは多すぎるので、トラックバックでエントリしてみました。

要約だけですが、英語を英語だけで教えるんじゃなくて、数学でも物理でも、国語でも英語を教えれば良いんやないですか? そして、このやり方は、英語だけじゃなくて、各教科、物理で数学を教えて、数学で漢字を教えて、小説の表現から数学の単位計算や、2進法の話を、できるハズですよね、ということを言いたいわけで。

投稿: あやつき | 2009年8月27日 (木) 16時08分

言っている事がすごくわかります。

僕は台湾で生まれ育ち、中学までは日本人学校に通っていたんですけど、高校は現地にあるアメリカンスクールに行きました。

中学を卒業してから高校に入学するまでの間英会話塾に行きましたが(もちろん小、中と英語の授業はありましたが、やはりテストや試験向けの物でした)、アメリカンスクールに入った頃は簡単な質問も聞き取れませんでしたし、意味が分からないのでもちろん答えられませんでした。

僕が思うに言葉は慣れだと思います。習うより慣れろとよく聞きますが、まさにそれです。間違えて当たり前と思う様にしてからは恥ずかしいと思わなくなり、とりあえず英語で話してみました。すると段々上達しているのが自分でも分かり、楽しかったですね。

台湾のお金持ちさんは子供をアメリカに留学させる人がたくさんいますが、アメリカ留学と聞いても英語が話せない人はたくさんいますしね。ロサンゼルスなど中国語ができれば生きて行ける所はたくさんありますし、中国語を話せる人としか一緒にいないからみたいですね。

何事も近道はないんですよね、自分にやる気があるか、努力ができるかですね。

失礼しました〜

投稿: Aleph | 2009年8月26日 (水) 13時27分

池村大一郎の英語学習おもしろダイアリーさん
どうもレスありがとうございます。
個人的には、その考え方はすごく日本的だと思います。 たとえば、外国人の人に、「日本人は英語を中学から勉強しているのに、なぜしゃべられないの? 聞けないの?」と聞かれたらどう答えたらよいのでしょうか。 将来のための何かに役立つ、と答えても、理解されず、「時間かけて勉強しているのに話せないのはもったいない」と言われることだと思います。 
言葉って、自分の気持ちや考えを相手に伝えたり、聞いたりするためにあるものだと思います。 それができなくて、「将来のための何かの準備」って、いったい何に役立つのでしょうか。 私はわからないです。

話題がずれますが、日本人が世界から見てとても常識外の事をしているという例があったので、紹介します。
http://www.cyzo.com/2009/08/post_2610.html
まあ、ギャラの真偽はわかりませんが、日本人らしい…と私は感じました。

投稿: Kelly | 2009年8月23日 (日) 15時15分

私は中高の教育というのは,何かをできるようにするのではなく,将来の何かに対して準備をすることだと思います.これは英語という教科についても例外ではないでしょう.

投稿: 池村大一郎の英語学習おもしろダイアリー | 2009年8月23日 (日) 13時41分

金の亡者さん
丁寧なレス、ありがとうございます。 私の言いたいことをすべて補完していただいたようです(笑)。 本当におっしゃるとおりで、英会話の習得に近道はありませんよね。
外国人の、しかも英語を勉強しようとしている友人を作るのは、すごく良いことだと思います。 確かに直接、英語のネイティブと話すのは、自分の未熟さを思い知らさせるのと、下手な英語で…と思うと、だんだん遠慮がちになってしまうという悪循環がありますよね。
一日の会話の80%くらいを英語で話さないと、というのも同感です。

それから、実は私もいつか話そうと思っていたのですが、
「一度海外に出てみると、本当に物事に対する考え方や見方が変わります。日本でずっと暮らしてきて日本が最高だと思っていた人も海外に出て、外から日本を観てみるとどれだけ日本がちっぽけなんだという事がよくわかります。」
これ、本当にそうなんですよ。 いかに自分たちが世界から見たら、ちいさい、自己満足な存在か。 世界から見たら、信じられないような非常識を平気でしているとか。 これは言葉で書くのも大変ですし、体験してもらわないと実感わかないと思います。 そういう意味で、金の亡者さんはとても貴重な、良い経験をされているのだと思います。 海外で暮らすことはだれでもできることではないのですが、これらの良い体験を元に、すばらしい人間となっていただけるのではないかと思います。

sirubeさま
サイトを拝見させていただきましたが、私の低俗な内容の愚ログでは、相互リンクさせていただくには申し訳ないと感じました。 英語の話もたまたまで、継続するわけではないので、すみませんがご遠慮させていただきます。

投稿: Kelly | 2009年8月23日 (日) 10時56分

突然のコメント失礼致します。
失礼ながら、相互リンクしていただきたくて、コメントさせていただきました。
http://sirube-note.com/english/

もしよろしければ、こちらのページから相互リンク登録していただけましたら幸いです。
http://sirube-note.com/english/link/register/
今後ともよろしくお願い致します。
hBVH3HeS

投稿: sirube | 2009年8月23日 (日) 01時20分

Kellyさん。いつもお世話になっています。
今回のエントリーには本当に共感させられます。

私もたまに「楽に英語をマスターできる」等の類いの宣伝文句を見るとバカバカしく思います。

私は今、NZの現地校に通っている高校生なのですが、3年ほど前に親の仕事の都合でいきなりパキスタンのアメリカンスクールに入れられ、必死にもがいたのを記憶しています。
今では反射的に英語が出ますが、最初の頃は相手に自分の言いたい事を伝えるのに必死でした。
前まではずっと日本語で教育(やはり海外でしたが全日制の日本人学校にいました)を受けていて、その中で教科として英語もありましたが、やはりKellyさんのおっしゃる通りGrammerしかしませんでしたね。Speakingはほぼ皆無でした。教師も「ジズ イズ アン アップル」と言うような人だったので、これで英語がペラペラになった方がおかしいですw

そこでアメリカンスクールに入れられた自分がした事は、自分と同じように英語を始めたばかりの外国人(自分の場合は韓国人でした)の友達を作る事です。最初はお互い言葉が通じないため意思の疎通すら困難でしたが、お互い英語が上達していくにつれ、だんだんお互いの言う事が分かるようになります。
相手がネイティブだと「間違えたら恥ずかしい」という気持ちがどうしても出来るので、結局あまり話さなくなります。その点、お互い第2言語だと気兼ねなくはなせますし、間違ったらお互い訂正しあえます。
同じ趣味を持つネイティブスピーカーでもいいです。話がどんどん進みます。
自分の場合、MacなのですがMac専門店の店員と仲良くなり半日くらいずっと店で店員とMacの話して盛り上がってました。(店側にとってはさぞ迷惑だったでしょうがw)

結局何が言いたいかというと、とにかく間違ってもいいから実際に使う事が大事だと思います。
あと環境ですかね。通信教育や駅前留学でマスターできれば誰も苦労はしませんから。1日の会話の80%位は英語でしないとなかなか上達しないと思います。それと、やはり時間も必要です。1ヶ月程度の短期留学やホームステイではやはりそんなには上達しません。最低でも1、2年は英語圏で暮らさないと自然に会話するのもむずかしいと思います。

やはり、英語圏に住んで必死に努力をして苦労をしない限りは堅苦しい文章をつくれても、生きた英語は話せないと思います。自分の場合は環境に運良く恵まれましたが、他の人はそう簡単に何年も英語圏にはいれません。でもできない事もないです。もし本気で英語圏で暮らしたいならそういう事を専門に扱うエージェーントも沢山あるので、戸を叩いてみてもいいと思います。
一度海外に出てみると、本当に物事に対する考え方や見方が変わります。日本でずっと暮らしてきて日本が最高だと思っていた人も海外に出て、外から日本を観てみるとどれだけ日本がちっぽけなんだという事がよくわかります。

日本は住みやすいけど暮らしにくい国です。矛盾しているようですが、海外に出てみるとその意味が分かると思います。


話が脱線しまくっていて、さらに駄文、悪文、長文ですみませんでした。

投稿: 金の亡者 | 2009年8月22日 (土) 23時28分

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