iPhone:GmailのIMAP接続による使い勝手の向上
最近ではあるが、Googleが提供しているGmailが、IMAPに対応した。 アメリカではYahoo!が既にIMAPで対応しており、iPhoneでもYahooのアメリカのアカウント(Yahoo.com)のメールなら、そのままiPhoneのmailの設定メニューからIMAP接続による登録ができていたが、今回GMailもIMAP対応したことを受け、便利なのでそのやり方を説明することにした。 ちなみにIMAPって?
…という人も多いと思うが、通常今までのメールソフトでの接続方法はPOPが主流だった。これは、サーバー側のメールをそのまま全部、クライアント側(つまりパソコンとかiPhoneの事)に読み込んで、クライアント側でメールを保存しておく方式。 もちろん、サーバーにメールを残しておく事も可能である。 これに対し、IMAPはサーバーにメールを残したままで、メールがどのくらいサーバーにあるのか等の情報のみをクライアントに送る。 だから基本的にメールをダウンロードして保存するような方法ではないので、常にサーバにメールがあることになり、それをクライアント側が管理するというやり方である。 こうすると色々なクライアント(携帯だったり、パソコンだったり)でメールを読んでも未読が重複する事はなく、管理しやすくなる。 ということで、日本でもGmailとiPhoneを使っている人のために簡単に説明しよう。 もっとも、Gmailのサイトでも設定の仕方はちゃんとiPhone用としても説明されてるので、英語が平気な人はそちらも参照して欲しい。
やり方は以下の通り。
Gmaiのサイトにパソコンからアクセスし、セッティングから言語を英語に変える。
Settingsを選び、次に「Fowerding and POP/IMAP」のタブを選ぶ。
下の方の、「IMAP Access」で、Enable IMAPを選択。
変更を保存する。
再度、言語を日本語に戻しておく。(英語でOKな人はそのままで)
iPhone側のセッティングはこのようにする。
最初にSetting sのMaiから、Add Accountを選び、「other」を選択。
一番上のタグをIMAPにし、後は名前、アドレスを設定していく。
Incoming Mail ServerのHost Nameは、「imap.gmail.com」にする。
(左の写真参照)
Outgoing Mail Serverは「smtp.gmail.com」である。
(メールを送るときはIMAPを使わないのである)
これで設定完了し、保存する。 そしてMailを起動すると、Inboxだけでなく、他のフォルダも表示される。
おもしろいのは、Gmail側の言語表示を、英語にするとiPhoneのフォルダ表示も英語に切り替わるという事だ。 これはIMAPならではの機能である。
普段、Gmailを使っている人は、IMAP接続にすることでいっそう使いやすくなると思う。 お勧めである。
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